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捨てられたレコード
詞・曲/玄太
繁華街を通り抜けた線路脇
陽に晒された古いレコードが転がってた
ジャケットには物憂げな男の顔が
汚れの間に見えてた
2年近く 彼女はその前を通り
栄え通りの小さな弁当屋に勤めてた
18から働き始めてこれまで休みも遅刻もしてない
でもその他は週末も出掛けずに
テレビだけの部屋に閉篭り
辛い事があったのか それとも虚しかったのか
卒業写真を捨てちまった
あのレコードの様に転がってるだけ
何も言わず何にも興味が無く
隠し扉の向こう代わり映えのない心では
強がりさえ言えず
この暮らしの全て変えてしまうような何かと出会う
そんな時など来ないだろうと
ぼんやりテレビ見ている休みの日
窓の向こうには青い空
でも目にするものは皆 瓦落多ばかり
いつか捨てられてくものばかり
針の様な寒さにただ身を屈めるだけ
ベッドの中に潜るだけ
※どんなレコードだって捨てられていれば
それはただのゴミにしか見えない
そこに刻まれているメロディーも歌声も
聴こえては来ない
溜息にも飽きてしまうような夜だった
通りかかった中古レコード屋の店先に
偶然にもあのレコードが並んでた
“名盤”の文字に飾られ
買い忘れてた物に気付いた様に
彼女はそのレコードを買い込んだ
何がそうさせたのかは彼女にも分からない
胸は高鳴り今でも彼女の心の中
あのレコードが鳴り響いてる
※repeat
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